南三陸町と周辺地域への祈り

宮城県南三陸町(旧志津川町と歌津町)歌津の出身です。世界中の皆さんからのご支援に感謝です。本吉町・気仙沼市ゆかりの方、宮城県内・他県の皆さんも一緒に頑張りましょう!

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南三陸町・伊里前小学校の体育館が物資保管庫になるという情報をネットで見て、たくさんの方が南三陸町の役場へ問い合わせをされた、と聞いています。

先ほど南三陸町の避難所にいる方から顛末を聞きました。

その方によると地元の方が反対署名もされて、伊里前小学校の体育館が物資保管庫になるという話はなくなったそうです。

皆さんご存知の通り、南三陸町で無事だった学校の体育館はほとんどが避難所になっていて、校舎の一部も医療班の詰め所、支援団体の物資保管庫、調理室は避難所の調理場として利用されています。

校庭にも仮設住宅建設中ですから、子供たちにとっても、地域の子供たちの教育にあたっている先生方、親御さんにとって非常にもどかしい状況であることは確かです。

それが分かっていて物資保管庫にという話が出ているのですから、代替場所としてすぐ手配できるところがなかったのかもしれません。

他の場所がないのなら仕方がないのは皆さん分かった上で、子供たちの学びの場を残してほしい、本当になんとかできないのかと反対したわけです。

私もこの件についても先日のストについても、(歌津エリアであればある程度)聞こうと思えば家族を含めて誰かに聞くことはできますし、状況をいちばんよく把握しているはずの人とも、連絡を取ることはできます。

でも皆さんお忙しいですし、連絡をして事情を聞けば、その人の味方にならないといけません。
(中途半端に味方になってはいけないと思っています。)

聞いたとしてもブログに書いたり誰かに話したりできないことも多く、誰に聞いたかを明かせません。
内容を話したらそんなことを知っている人は○○さんしかいない、ということも多いです。

みなさんが動揺したり不安になったりされているなら詳しく話を聞いてお知らせしたいのですが、そのような場合もありますし、他にもいろいろなことで動いているので、どうにも身動きが取れません。

何より「他に場所がないなら仕方がない」「子供の教育の場や遊ぶ場所が失われるのは困る」などと、頭ではみんな分かっていることを、私が口に出してはいけないと思っています。

震災を経験してこれからも被災地で生きていく人しか介入してはいけないデリケートな部分というのが今までにもありましたし、これからもたくさん出てくると思います。


例えば「地元の業者に仮設住宅を建てさせればいいのに」と思う人もいると思いますが、現実には今地元業者だけで急ピッチで作業を進めることは難しいでしょう。

現実に電気屋さんや水道屋さんなど、地元の業者さんたちは自宅避難されている方、避難所のほうで活躍されていて、とても忙しそうです。
ヤマト便で荷物が届くようになったものの、大きなものはまだ営業所止めですから、大きな資材や部品がすぐには届かないという話も聞きました。

工事業者さんたちで近隣の宿泊施設がいっぱいで、ボランティアの方の宿の確保が難しいという側面も、もちろんあります。

そういう状況なので「なぜ地元業者にやらせないのか」と憤るのはちょっと待っていただきたいわけです。

今回の伊里前小学校の体育館の件もどうしても代替場所がなければそのままだったでしょうし、再検討してより良い場所が確保できたかもしれませんが、反対が多くて止めたものの代替場所が確保できていないかもしれないですし、他の何かを犠牲にしなければならない場所に変更になったかもしれません。

個人所有の土地や倉庫を物資保管場所として提供するというのも、すぐにスムーズに話が進む方法ではないでしょうから、誰かが手を差し伸べるのも難しい話でした。

こうした話は「行政は子供が学ぶ場所を奪う気か」「グラウンドも他の体育館も使えないのに、何を考えているんだ(考慮しないのか)」と受け止められちです。

こうした場合、どうしてもそうするしかないのか・どんな事情があるのかが分からない限り、具体的に何らかの方法で手を差し伸べられない限り、役場や学校関係者に問い合わせたり、話を広めたりは避けていただいたほうが、被災地の方のためになります。

たくさんの方が心配してくださるのはとてもありがたいのですが、問い合わせが殺到すると役場の作業の手が止まり、他に急いで進めるべきことが進まなくなってしまいます。

そうなるとたくさんの方がつらい思いをすることになります。

反対の声が大きいから取りやめになったものの、もっと弊害のあるような内容に変更になるかもしれない、そんな可能性もあることを、頭の隅に置いてください。



南三陸町の人達は強いので、言いたいことは遠慮なく言うわ、行政や自治会にかけあってダメなら反対署名をするわストをするわ、自分たちで測量士さんたちを呼んで仮設住宅ばかりか道路まで作るしで、その自助努力たるや、地元出身者でも驚くばかりです。

どうしても地元の人達では解決できない時や、遠方の方から手を差し伸べていただければ解決する場合もあると思いますので、その時はぜひお力を貸してください。


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